相続人の資格があるのは誰?

公開日:  最終更新日:2017/05/18

遺言・相続ノート17 わたしは相続人になれますか?

相続人の欠格事項における遺言書と二重の故意 相続人としての欠格事項に5つ挙げられます。

①被相続人、先順位・同順位の相続人を故意に死亡に至らしめまたは至らせようとしたために刑に処せられた者

②被相続人が殺害されたことを知っていたにもかかわらず、このことを告発しないで、告訴しなかった者

③詐欺・強迫により、被相続人が遺言を作成・撤回・取消し・変更をすることを妨げた者

④詐欺・強迫により、被相続人の遺言を作成・撤回・取消し・変更させた者

⑤相続に関する被相続人の遺言書を偽造・変造・破棄・隠匿した者

  今回は、この⑤について述べていきたいと思います。 遺言書の破棄・隠匿と言っても、どのような場合に、相続人としての地位を失うのでしょうか。相続人としての地位失ってしまう、欠格の要件として、破棄・隠匿の二重の故意が必要であると言われています。   では、この二重の故意とは何でしょうか。   一つ目の故意は、 わざと、遺言書を破棄・隠匿したということです。

  そして、二つ目の故意は、 わざと、破棄または隠匿した者にとって相続分を増加させるような相続をするために、遺言書を破棄・隠匿したことです。   この二つの故意があり、二つの故意があることで、遺言書の破棄・隠匿を行った場合に相続人としての地位を失うこととなります。

  なぜ、二つの故意が必要になるかというと、 この破棄・隠匿以外の4つの欠格要件に比べ、自分に有利な遺言書の破棄・隠匿を同じ欠格要件にするほどではない、とされています。   相続人としての欠格事項は、被相続人の意に反して、故意に有利な相続の結果をもたらす相続人に対して当てはまるということが言えるでしょう。   被相続人の意思を尊重し相続が行われる、つまり遺言書を残すことで争いのない、すべての相続人が不利ならないことでしょう。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
PAGE TOP ↑