息子に事業継承を拒絶された

C社は市内に5店舗を構えるフードサービス会社です。今の社長が30年前に事業を始め、がむしゃらに働いてきたおかげで、今は事業も安定し、従業員50人をかかえる企業になりました。60歳を迎えた社長は食品サービスの上場企業で働いていた長男を呼び戻して専務にして、経営者教育をして、事業承継しようとしました。

自分は会社を引き継ぐつもりはない。今の仕事を続けるという息子

父親が、「会社を引き継いでもらいたいので、戻ってきて専務となって経営を手伝ってくれ」と依頼すると息子は、「自分は会社を引き継ぐつもりはない。今の仕事を続けるつもりだ」というつれない返事。父親は、息子が大学を出て関連業界の食品会社に就職したのは、会社を引き継ぐつもりだと思っていたのですが息子は会社を継ぐ気がありませんでした。
このように「息子は事業を継承してくれるはず」と親が思い込んでいて、間際になって声をかけて断られるというケースはよくあります。親の生き方をみて育った子供は、「親の二の舞にはなりたくない。家庭生活を大切にしたい」と考える人もいます。

息子の価値観は自分とは違うという前提

親が自分に子供に事業を承継させたいと考えるのは当然ですが、親が農業に使命感を抱いていても息子が農業に使命感を抱いているとは限りません。
企業における後継者問題は農業の後継者問題と同じように、「息子の価値観は自分とは違う」という前提で後継者問題を考える必要があります。
子供に事業を承継してもらおうとするなら、できるだけ早い時期から会社を承継してもらいたい旨を告げて、どのような会社にしたいかという事業の夢を共有して置く必要があります。息子に断られたら別の事業継承方法を考えなければならなくなりますので、事業承継について考える時期は早いに越したことはありません。

 

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