遺言ビデオ

遺言ビデオとは何か?

遺言ビデオとは、昨今臨終の間際に枕元に駆けつけることが難しくなったため、故人の思いを事前に録音して残したり、ビデオに残して伝えたりするために作られたものをいいます
遺言を伝えるには文書による方法と音声で伝える方法があります。紙に書かれた遺言書の文字を読むよりは、故人のビデオ映像が語りかけていれば、見る側も故人に親しみを感じながら故人の遺言を聞くことができます。
文書の遺言は堅苦しいものですので、故人の思いの微妙なニュアンスは伝えられません。遺言ビデオは、故人の思いやメッセージを伝えるには効果がありますが、契約書としての効果には疑問があります。
遺言ビデオで「○○に、△△の財産を贈与する」と贈与意思を伝えた場合、全相続人が納得すれば、遺言通りの遺産贈与ができますが、相続人の誰か一人が異論を唱えると遺言ビデオや遺言を記録した録音テープは法的効力がありません。

 

遺言ビデオや録音した遺言は法的には無効

遺言による贈与約束は、「自分が死んだら、この遺産を贈与します」という故人の誓約書と考えるとわかりやすいと思います。世の中にはビデオやテープに録画した契約書は存在しません。
ビデオや録音テープでは、都合の悪い部分を消しさり、都合のいい部分だけをつなぎ合わせて編集することができます。つまり、簡単に偽造できますので契約書としての効力はありません。「遺産贈与」の遺言は、故人が作成した「遺産贈与誓約書」ともいうべきものであり、民法で定められた方式で作成され、法で定められた内容でなければ、法的拘束力はありません。遺言ビデオや録音した遺言は法的な拘束力はありません。
欧米など一神教の世界は神と契約してきた「契約社会」ですが、日本で「契約主義」が始まったのは終戦後ですので、遺言ビデオという言葉があるのかもしれません。

 

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