遺言状

遺言状とは何か?

遺言状とは、遺言を書きしたためた書状のことをいいます。江戸時代の武士や商人は遺言状を書いて、家督を相続させましたが、武士の場合は、分割方法が事細かく書かれていたようですが、商人の場合は内容が大雑把だったそうです。
商人は働き次第で資産が増えますので、大雑把な遺言でよかったのでしょうが、俸給生活者の武士は家督を相続する者に財産を渡すと、二男三男分がなくなるため、事細かく書かなければならなかったのでしょう。
昔の書状は、連判状や果たし状などのように一枚の紙に書かれていました。長い書類は巻物状になり、短い書状は果し状や証文のように一枚に書いて折りたたんで送られていました。書状というと一枚の紙に書かれたものというイメージがあり、遺言書というと数ページからなる契約書のイメージになります。
現代では数頁からなる契約書は、袋とじして偽造されないように割り印をしていますが、一枚ものの遺言状なら、綴じる必要がありませんので偽造される恐れは少なくなります。民法には遺言用紙の規定はありませんので、レストランの紙ナプキンに書いてあっても民法で定められた方式が整っていれば、法的拘束力のある遺言になります。
ですから、一枚ものの巻物状でも遺言としては効力があります。

 

遺言状は封筒に入れて封印して保管する

しかし、遺言状は封筒に入れて封印して保管し、遺言者の死後家庭裁判所に持ち込んで、開封し検認してもらいます。巻物ですと大きな封筒を準備する必要もあり、裁判所は検認したとき実物大コピーを取らなければなりませんので、普通のコピー機で複写が取れるB5かA4サイズにした方が無難です。
表題を「遺言状」にするのは問題ありません。遺言書の表題はつけなければならないという規定はなく、文章の中に遺言をする主旨の表現があれば良しとしますから、表題は「遺言書」でも「遺言」でも『遺書』でも構いません。

 

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