非嫡出子相続

非嫡出子相続とは何か?

遺産を相続する権利が与えられる法定相続人の第一順位は被相続人の直系の子や孫です。子どもの中には実子の他に、養子縁組をした養子も嫡出子として含まれますが、婚姻関係のない愛人との間に生まれ、父親が認知した「非嫡出子」も含まれます。
長らく民法は、同順位の相続人は均等に分ける均等相続が原則ですが、非嫡出子の相続は嫡出子の二分の一でした。たとえば、遺産相続人が配偶者と嫡出子一人と非嫡出子一人のケースでは、配偶者の相続分は全遺産の二分の一。嫡出子との配分は「2:1」ですので、相続分は子どもの相続分二分の一×三分の二、すなわち全遺産の三分の一です。非嫡出子の相続は全遺産の六分の一になります。
法律は原則として婚姻関係を保護しますので、母が婚姻外ですから父親分だけのため半分としていますが、非嫡出子の母には「同じ父の子なのに本妻の子の半分なんて不公平」という不満が残り、配偶者には「愛人の子に半分も贈与するなんて」という不満も残るといった問題がありました。

 

平成25年に民法が改正され嫡出子と同等に

従来は、嫡出子と同じだけ相続したい時は、父に遺言を書いてもらう必要がありました。相続分が嫡出子の半分しかないという不満があっても、父から認知された嫡出子には相続権がありますが、父から認知されない子は父の遺産相続人すらなれなかったのです。
しかし、平成25年に民法が改正され、非嫡出子の相続分規定があった民法900条第4号但し書がの前半部分が削除されて、嫡出子と嫡出でない子の相続分が同じになりました。本改正の根拠となった平成25年9月4日の最高裁判所の違憲決定では、平成13年7月1日時点で法の下の平等を定める憲法14条1項に違反していたという決定ですので、実際には平成13年7月1日以後に開始した相続で適用されることになりました。

 

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